自宅で撮影しました
北海道帰省中に、階段登りを覚えた息子。
今、少し高い場所によじ登るのがブームなようです。(やめてー!)
我が家は2階がリビングなので、今まであまり階段に触れさせていませんでした。
しかし、義実家で階段登りを何度も繰り返していて、
「そこに階段があるから!」
と言わんばかりの息子
最近は、家でもなるべく階段を登らせるようにしています。
さて!
前回の記事で少し触れた、飛行機に4時間缶詰め!事件
詳しく書いていこうと思います。
私達は、1月5日夕方の便に乗って帰京する予定でした。
前日、旦那がANAのHPを確認していると、
【明日の便は、雪のため条件付きで運航します。10日以内であれば、振り替え可能です。】
という主旨の事が書かれておりました。
この時点で、かなり悩みました。
旦那は月曜日から仕事なので、欠航にならない限り帰るしかない(日曜日の便は既に満席で、振り替え不可能でした。)
でも私と息子は、少し滞在を伸ばしても良いのではないか
結局、当日の天候を見て判断する事に決めました。
当日の天気予報では、午後の数時間空港の周りは雪予報でした。
私達が搭乗する頃には止みそう。
「空港に行ってみてから判断しよう!」
この判断が甘かった…と、後に後悔する事になります。
とりあえず、その日の夕方に依頼していた集荷をキャンセルし、滞在を延期できるように準備をしてから、空港へ向かいました。
電車で向かったのですが、空港の周りは晴れていて、窓から飛んでいる飛行機も見えました。
「良かった❤︎帰れそう!」
私も旦那も、すっかり安心しきっていました。
空港に着くと、真っ先に保安検査所へ向かいました。
小さな子供が居るので、とにかく中に入ってから時間を潰そうと思ったのです。
これが、後々大正解!
その日、遅延の相次いだ千歳空港では、ベンチから人が溢れ返る事となりました。
通路に座り込む人、多数。
私達は早めに搭乗口前に着いていたので、座って待つ事が出来ました。
搭乗までは時間があったので、息子に遅めのおやつを食べさせる事にしました。
私達も、コーヒーとお菓子を買ってきて一息
そうこうしているうちに、目の前の窓が、一気に雪景色へと変わりました。
雪景色と言えば聞こえはいいけれど、実際はかなり横なぐりな感じでした
最初は、一過性のものと思い気に留めていませんでしたが、雪はどんどん強くなるばかり。
次第に、遅延のアナウンスがバンバン流れるようになり、周りもザワザワし始めました。
ANAのアプリで運航状況を確認すると、千歳空港に降りられない飛行機が沢山いる模様。
Twitterを見てみると、空の上からツイートしている人も沢山いて、既に30分以上も旋回を続けている飛行機もあるとか。
私達が乗る予定の便も、使用機到着遅れのため、どんどん搭乗時間が伸びていきます。
そこから待つ事、約1時間。
ようやく雪が弱まり、何機かが無事に着陸しました。
私達が乗る飛行機も、ターミナルに到着しました
まずは、一安心
そして、18時50分頃、約1時間半遅れで搭乗が開始されました。
こういう時、優先搭乗はありがたいですね
無事に機内へ乗り込み、座って待つ事が出来ました。
息子の夕食の時間はとうに過ぎていましたが、遅い時間におやつをあげたおかげで、まだ愚図っていませんでした。
飛行機が飛んでから夕食をあげようと思っていたのですが、私達が機内へ乗り込んだ後も雪は降り続いており、なかなか飛ぶ気配がありません。
仕方なく、いつ飛んでも大丈夫なように、テーブルは出さずに、ひとつひとつタッパーを開けてあげる事にしました。
しかし!
息子が夕食を食べ終わっても、まだまだ飛行機は動きません
どうしたものか…。
そうこうしているうちに、ようやく飛行機は滑走路へ向けて動き出しました!
息子は、飛行機が動き始めるとウトウト。
揺れが気持ちいいんでしょうね
さぁ!いざ東京へ!!
と思ったら、コックピットから男性が懐中電灯のようなものを持って現れました。
(私達は、プレミアムクラスのすぐ後ろの席でした。)
数分後、機内アナウンスが流れました。
「翼の上の積雪により、当機は離陸する事が出来ません。一度ターミナルへ引き返します。」
当然、機内がざわつきます
しかも、ターミナル混雑の為、すぐには引き返せず…。
はぁ、いっそのこと欠航にしてくれないかな〜
この時点で、20時半。
既に、1時間半も機内に居ます。
順調に行ってれば、そろそろ羽田に着く頃だよ
とりあえず、この先欠航になっても、私達には帰れる家があります。
今更もがいても仕方がない
待つしかないな。
ターミナルへ引き返し、1時間くらい経った頃でしょうか。
旦那の膝の上で寝ていた息子が、目を覚ましました。
飛行機動いてないしね、そりゃ起きるよね
寝足りないのと、自由に動けないのが重なり、愚図り出す息子。
こんな時の為に!と思い、空港でパンを買っておきました。
しかし、大人用の甘いパンしかなかったため、チビチビと与えることに
あまりあげ過ぎたくなかったので、途中CAさんを呼び、りんごジュースを頂きました。
りんごジュースもあっという間に飲み干すと、またグズグズが始まります
仕方ないので、機内をお散歩する事に。
前方のドアの近くへ行くと、チーフパーサーさんが立っており、
「お待たせして申し訳ございません。赤ちゃんも退屈しちゃいますよね。」
と、声を掛けてくださったので、
「いえいえ、こちらは少し気分転換すれば大丈夫です!飛行機が動く時になったら教えて下さい。」
と言い、そのまま30分くらい立っていました。
その間、トイレは大行列。
更に、気分が悪くなってしまう方も居たりして、CAさん達は対応に追われていました。
それでも、息子を抱いてウロウロする私に、皆さん優しく声を掛けて下さいました
飛行機の除雪作業をしている間は、機内の温度調節が出来ないので、ものすごく暑くなるんです
なので、CAさんが紙コップに氷を入れて、私に渡して下さいました。
息子のほっぺに当てながら、「ちめたいちめたい!」と言うと、息子はにっこにこ
そして、りんごジュースのおかわりも頂き、席に戻りました。
22時半過ぎ、間もなく飛行機が動きますとのアナウンスが入りました。
そこからがまた長かったのですが、23時半頃、無事に離陸
息子は、ボーッと一点を見つめています。
眠いのに寝られない、でももう愚図る元気もない…といった感じです。
機内の明かりを落とすというアナウンスはあったものの、一向に消えず
息子の顔の上に“翼の王国”で影を作り、ようやくスヤスヤと寝入ってくれました。
羽田に到着したのは、25時02分。
幸いにも、私達の席はかなり前方で、尚且つ手荷物も預けていなかったので、スタスタ歩いてタクシー乗り場へ向かいました。
ちょうど通りかかったタクシーを拾い、家路へ急ぎました。
タクシー乗り場も、その後大行列だったらしいので、不幸中の幸いでした
息子は、千歳空港から寝たり起きたりの繰り返し。
タクシーの中でストンと寝てくれましたが、本当に可哀想で申し訳なかったです。
家に着いたのは、深夜2時。
一週間以上留守にしていたので、家の中が冷え切っていました。
とりあえず、寝室とリビングのエアコンを付け、息子はエルゴに入れたままユラユラ…
しかし、タクシーを降りるタイミングで起きてしまった息子は、なんだか目がランランとしています
旦那が荷物を片付けたりしてくれている間、私は息子を寝かし付ける事に。
なかなか寝る気配を見せない息子。
普段は、大人が隣で寝たフリをするだけでOKなのですが、この日はトントン&子守唄のフルコース
子守唄も、息子の知っている歌でないと、ムクッと起き上がって、
「オレ、この歌知らないんだけど?」
的な顔をされてしまいます
“おかあさんといっしょ”でお馴染みの歌を、永遠30分。
ガラピコのテーマソングまで歌いました
そして、深夜3時前、ようやく眠りについてくれました。
幸い息子は、体調を崩す事もなく、翌日も元気に遊んでいました。
しかし今後は、台風や雪で振り替え案内が出ている時は、迷わず振り替えよう!と心に決めました。
息子よ、本当にごめんね。
ちなみに!
帰りのタクシー代、1万5千円まではANAが負担してくれるそうで、私達のタクシー代は15,090円でした
90円で、羽田からタクシー乗って帰って来れた
終わり良ければ全て良し